H.works shop

2009年2月7日現在


21名の作り手による、5周年記念の展覧会、[Strike works]が丁度5年前にOPENした日、2月7日より始りました。
5周年にかけ、5アイテムに絞っていただきましたが、お店の中はストライクなものでパンパンな状態になっています。
自選のイチオシ、お気に入りというこのテーマは、作り手を少し悩ませてしまったようですが、
でも『さすがだな』とそれぞれに感心させられるところがあり、『なるほどな』と納得させられることろあり。
そして、ゼロからよくぞここまでの仕事にしているなと(こつこつと、努力の継続があったのだと思います)、
豊かな創造力と、瑞々しい感性をもつ21人の作り手に、改めて尊敬の念を抱いたのでした。そして感謝を。

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1、石田誠さんの南蛮焼き締め徳利やオニの腕。竹本ゆき子さんの片口は、2色の灰釉で。増田勉さんの粉引石皿は、
  薪窯で焼かれたもの。どちらも力強いです。
2、宮崎桃子さんのボタン止め小物入れ。書類封筒の様な形が可愛いです。金属のボタンは坂野友紀さんのもの。
3、紅白でまとめて下さったのは、桜井麻衣さんの、のし袋やポチ袋。1つ1つ手刷りで、袋も手作りになります。
4、当店初お目見えの吉田直嗣さんの白い焼物。こちらはコーヒーカップ。しっとりと落ち着いた白です。
5、3人のそれぞれの手なしカップ。上段スカイブルーの横縞が入るのは、石田さんの紅毛手。下段左、細見のカップは
  大村剛さんのもの。磁器で底の方に入っている赤や黄、青の色がきいています。その隣が、吉田(直)さんの白カップ。
  釣るしの色絵掛け花入れは大村さん作。黒いポットは、石原稔久さんのもの。
6、坂野さんのピンバッチは、気をつかって下さり、[5]や[手]の形をしたものも作って下さいました。小さなオーバル
  ボックスは井藤昌志さんのもの。「へその緒入れ」とネーミングが。ちゃんと桐で出来ています。
7、竹本さんの灰釉片口(小)、須藤拓也さんの白磁平盃と鉄釉小鉢、石田さんの南蛮ぐい呑み、田谷直子さんの飯碗など。
8、黒畑日佐代さんのRAKUのカップ(すすらん型)は、お酒や中国茶などにいい大きさでしょう。トレーにしているのは、
  井藤さんの、木地に草木染めを施したシャーレ型のお皿。隣は、増田さんの黒釉の使いやすそうな中鉢。
9、吉田次朗さんの、ワイヤーのラインが美しいヤジロベエ。壁面には、大村さんのプレート。Tシャツシリーズ?
10、思わず笑みがこぼれる石原さんの掌サイズの[涅槃仏]。どちらも良い表情です。
11、革ひもで釣るす、井藤さんの[シェーカーハンガー]。布巾掛けもあり。
12、宮崎さんの、フェルトの洋なしペーパーウェイト(菜の花やみょうがの草木染め)がのるのは、大村さんのモダンな
   八角皿。シンプルな作りのカップ&ソーサーは、中西申幸さん作。量もたっぷり目。奥のガラスは河上智美さんの、
   モールそば猪口。グラスやお鉢もあり。今回河上さんは、再生ガラスを使って作って下さったものがほとんどで、
   クリアでも、グリーンの色味がほんのり入っています。
13、ホール20cmのケーキが楽々入るケーキドームは、小高千絵さんのもの。しっかりと出来ています。優しい色使いの、
   手前の片口とポットは石原さんのもの。隣に、石川若彦さんのクロのミニカップ。白いものやデミタスカップもあり。
14、可愛いガラスの植木鉢には、多肉植物やサボテンが。大西みゆきさんが植え込んで揃えてくれました。壁面には、
   きれいな焼きの黒畑さんのRAKUプレートをランダムに。
15、田谷さんが今回用意して下さったポットは全て薪窯の物で、色味も今までに無い物ばかり。サイズも色々です。
   中西さんの面取り湯呑は手に馴染みやすい形。その隣、これが綺麗に作られている、萩原英二さんの茶箱。
   茶匙が中蓋の上に納まるようになっています。

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D

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D、河上さんのランプシェード(クリアとオリーブ)。
  部屋の雰囲気もシェードで随分と変わります。
  形違いもあり。
E、手前に、長谷川奈津さんの飴釉小壺。渋いです。
  その奥は灰釉の蓋物。様々な表情のものがあり。
F、手前がま口型の箸入れ。フェルトの宮崎さん作。
  ペーパーフィルターケースは、今回、定番色と少し
  違うもの。箸入れの横に、河上さんのピッチャーや
  イチゴシリーズのボウル。ピッチャーはサイズが
  色々で、用途別にいくつか持っていたくなる。

A、石川さんの水切りボウル(アルミの手付き)は、
  受皿も付いているのが嬉しい。今ならイチゴを
  入れて。隣もアルミ手付きの片口。小高さんの
  磁器の匙にスパイスミル。坂野さんの平べったい
  スプーンは、器の底の隅に残るものもすくいやす
  い形。真鍮スープスプーンもあり。
B、吉田(次)さんの陶器のモビール。エアコンの風で
   ゆっくり回っています。影も美しい。
C、サンドブラストと彩色された部分があり、茎のシ
  ルエットが面白く見える掛け花入れ。大西さん作。

F

左:竹本さんの薪窯で焼いた灰釉の8寸皿や中鉢。長谷川さんの飴釉や、田谷さんの栗色(?)の
  浅鉢。増田さんの三島5寸鉢。須藤さんの鉄釉角皿。豆皿は、石田さんの南蛮と長谷川さんの
  林檎灰釉のもの。どれをとっても盛り映えのする器ばかりです。
右:右上の大きな箱は何かと言いますと、萩原さん作のアイアン蓋付きの火鉢になります。
  クロクルミに拭漆の仕上げ。コンパクトにとてもよく出来ています。鉄瓶で湯を沸かし、美味しい
  お茶をいただく。酒の肴をかるく網であぶる。なんて良い時間を作ってくれるのでしょう。
  その横に、田谷さんのポット。中西さんの耳付き片口は持ちやすく、湯冷ましにも、お酒にも、
  麺つゆを入れてもいい。増田さんの籾灰のお鉢、色が綺麗です。須藤さんの白磁六角皿は以前
  のものより少し大きくなり、高台もつきました。

どれをとっても、力を注ぎ、丁寧に作られているお品物だと感じられます。
一部を画像でご紹介しようと思っていても、これもあれもお見せしたいと、
沢山の画像になってしまいました。でも、これ以外にも色々ございます。
お時間がございましたら、是非、直接手に取ってご覧いただきたいお品物ばかりです。

{番外]

展覧会初日の閉店後、日頃お世話になっている方々、
今回参加していただいている作り手を招き、謝恩のお食事会を
させていただきました。6年目に入って初めての事です。
(お礼のつもりが、祝っていただいてるようになってしまいましたが)
企画展で一緒になっていても、顔を合わせる事のほとんど無い
作り手たちです。今回初顔合わせとなった人も多かったのですが、
いつの間にか交流が始まり(お酒もはいっているからでしょうか)、
うちとけて良い雰囲気に。それがまた店主にはとても嬉しい光景でした。
そして、素敵な人々に支えられて今に至るこの店だと実感した夜です。

*この画像は2/7現在のものになりますので、お品物は既に売れてしまっている事もございます。ご承知下さい。

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その時々の店内の様子をご紹介致します。